香川県高松市に本店を置く株式会社百十四銀行様が導入されたお客様との面談記録を音声入力で完結できるスマートフォンアプリにAmiVoice SDKを採用頂きました。開発はTISインテックグループの株式会社インテック様が行いました。
アプリケーションを導入された百十四銀行様に採用経緯や効果を伺いました。
音声認識利用の背景・課題
金融業界用語の認識精度の高さからAmiVoiceを採用
全行を挙げて取り組んでいる「コンサルティング営業の強化」に向け、お客さまとコミュニケーションの量の増加と質の向上が課題となっていました。限られた営業時間の中、お客さまとの対話時間をこれまで以上に創出するには、渉外業務の効率化が必要でした。そうしたなか、同じ基幹システム共同化(Chance)に参加する地方銀行様が、お客さまとの面談記録をスマートフォンから音声で入力する機能先行導入して効果をあげているという話を伺い、当行でも導入することとしました。
議事録の書き起しに、AmiVoice ScribeAssistを利用しており、以前より音声認識の精度の高さは評価していました。AmiVoiceは金融分野の辞書も実装しており、より精度の高い音声認識が期待できると考え採用しました。
導入の効果
営業時間の創出・生産性向上・時間外労働の削減を期待
金融機関向け総合情報系ソリューション「F3(エフキューブ)」の CRM(顧客管理)機能と連携し、お客さまとの面談記録を簡単に作成することが可能となりました。その入力に音声認識を利用しています。従来、渉外担当者は帰店後に行内パソコンから面談記録を登録していましたが、本機能を利用して、外出先でも業務用スマートフォンから音声で面談記録を登録できるようになりました。
まだ導入後間もないため、導入効果はこれからかと思いますが、以下の効果を期待しています。
■外出先で面談記録を作成することによる、営業活動の生産性向上
■帰店後の報告事務簡素化による、営業時間の創出、時間外労働の削減
■音声にて速やかに記録を残すことによる、情報の正確性向上
今後の活用
コンサルティングニーズに対しデジタル技術を積極活用
まずは今回導入した機能をしっかり使って効果を出していきたいと考えています。
当行はこれからも、デジタル技術を積極的に活用して業務プロセスの再構築を図ることで、お客さまと向き合う時間を創出し、多様化・高度化するコンサルティングニーズに応えてまいります。
社名 | 株式会社百十四銀行 |
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事業内容 | 金融業 |
URL | https://www.114bank.co.jp/ |