導入事例

AmiVoice SDK

株式会社JVCケンウッド・公共産業システム様

議会の発言を可視化。音声認識でユニバーサルデザイン対応を推進。

JVCケンウッド・公共産業システム様が開発・販売されている発言をリアルタイムで可視化する音声認識表示システム
にAmiVoice SDKを導入頂きました。同サービスを提供する株式会社JVCケンウッド・公共産業システムのマーケティング統括部音響ソリューション推進部 佐藤芽衣様に、AmiVoiceの採用経緯や効果を伺いました。

■音声認識表示ソフトウェア製品ページ : https://jkpi.jvckenwood.com/solution/stt_display_software/

音声認識利用の背景・課題

声を文字で見せることで「開かれた議会」への取組を推進

当社は議会運営を支援する映像音響システムを長年開発・製造・販売していますが、昨今対応が求められる「開かれた議会」への取り組みや、情報保障の観点での付加価値提供を模索していました。音響メーカーとして「音を明瞭に届ける」ことは当たり前ですが、音声認識技術を使用して「声を文字として見せる」ことで、より多くの方に情報を届けられないかと考えたのがきっかけです。

昨今多くの音声認識エンジンが存在しますので、比較検討を行いましたが、認識率の高さ、クラウドを使わずローカルで動くエンジンを提供いただけたことが決め手です。当社のソフトウェアは後編集ありきのソフトウェアではないので、リアルタイム性と精度が求められますが、リアルタイムでこれだけの認識精度は素晴らしいと感じています。

利用用途

議会の発言を可視化しユニバーサルデザイン対応を推進

地方議会などにおける発言内容を、傍聴席の場内モニター画面には文章で表示し、インターネット中継や庁内配信などの発言者の映像には、字幕で表示することができる「音声認識表示ソフトウェア(TZ-TRACER)」を提供しています。

本ソフトウェアと最低限の映像・音響設備があれば、「リアル」と「遠隔」それぞれに適した2種類の画面表示が可能となり、コストを抑えた導入ができます。議会における発言を可視化することで、議会運営における難聴者支援など、ユニバーサルデザイン対応への推進をサポートします。

導入効果

ローカル運用型で表示速度が早く、通信障害の影響もない

企画からサービスインまで、アドバンスト・メディアのサポートもあり、スピード感をもってお客様にサービス提供ができました。導入いただいた自治体様からは、文字変換の正確性に加え、ローカル運用型であることもご評価頂いています。表示速度が速く、通信障害の心配もありません。
「音声がリアルタイムで文字確認でき、いつでも・どなたにでも傍聴参加を頂けるようになった」という喜びの声も届いています。

今後の活用

よりユニバーサルな社会の実現に貢献をしたい

今回開発した「音声認識表示ソフトウェア」は議会以外にもお使いいただける製品ですので、様々な市場でお使いいただけるよう横展開していきたいと考えています。また、当社の保有する音響製品や音響に関する技術と連携し、「音を文字にして理解できる」という体験を提供し、よりユニバーサルな社会の実現に貢献していきたいと考えています。

社名 株式会社JVCケンウッド・公共産業システム
事業内容 映像・音響・通信関連機器メーカー
URL https://jkpi.jvckenwood.com/
APIを無料で利用開始