マイページにログインできない事象について【復旧済み】
(2026-04-07 17:22)
この度、弊社マイページにおいて、長期間にわたりログイン障害が発生し、あわせて一部の新規ユーザー登録後の利用開始にも影響が出てしまいました。ご利用者の皆様には、多大なるご不便とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
本障害についての概要、原因、および今後の再発防止策をご報告いたします。
1. 障害の概要
- 発生時間: 2026-04-03 20:53 〜 2026-04-06 18:23
- 既存ご利用者のログイン復旧: 2026-04-06 13:41頃
- 新規ユーザー登録関連の復旧: 2026-04-06 18:23頃
- 対象サービス: マイページ
- 影響内容:すべてのご利用者において、マイページのログイン処理を完了できない状態が発生しておりました。あわせて、障害期間中に新規登録を行われた一部のご利用者については、関連処理の失敗により、復旧後もAPIを利用できない状態が継続しておりました。
2. 原因と経緯
2026-04-03 20:53 に、マイページのログインに必要な設定情報取得先の通信経路が意図せず変更されたため、ログイン処理、および、新規ユーザー登録の処理の一部に失敗する状況が発生したためです。
詳細
マイページでは、ログイン処理時に reCAPTCHA を利用するため、AWS Systems Manager Parameter Store から認証キーを取得しておりました。
今回の障害の直接原因は、2026-04-03 20:53 に、AWS Systems Manager 用の VPC エンドポイントを作成し、Private DNS を有効化したことにより、アプリケーションサーバーから ssm.ap-northeast-1.amazonaws.com へのアクセス先が従来の public endpoint から新規の VPC エンドポイントへ切り替わったことです。加えて、この VPC エンドポイントに設定されたセキュリティグループ(接続許可設定)が、マイページのアプリケーションサーバーからのアクセスを許可していなかったため、ログイン処理時の Parameter Store へのアクセスが失敗する状態となっておりました。
また、新規ユーザー登録処理においても、Stripe 連携に必要な情報を AWS Systems Manager Parameter Store から取得していたため、障害期間中に新規登録いただいた一部のご利用者については、AmiVoice API の利用開始に必要な関連処理が正常に完了しておりませんでした。
本件は、API ご利用者からのお問い合わせにより発覚し、2026-04-06 09:02 頃から調査と復旧作業を開始しました。13:41 頃に VPC エンドポイント設定を見直し、マイページのログイン障害は復旧しました。その後、18:23 頃に Stripe 関連の失敗ジョブを再実行し、 新規ユーザー登録関連で止まっていた処理が完了してご利用可能な状態になりました。最終的に、18:42 に影響範囲の確認を完了しました。
意図しない変更があった根本的な原因は、本番環境内に一部のシステムの開発・検証用途の環境が存在しており、その構築作業の中で本番環境へ影響するネットワーク設定変更が行われてしまったことです。本番環境への変更については運用ルール(影響範囲のレビュー、IaC管理、休日前の変更の原則禁止)が適用されておりますが、今回、開発環境の構築ということでルール外の運用がなされてしまっておりました。
経緯:
| 時刻 | 説明 |
|---|---|
| 2026-04-03 (金) 20:53 | 障害発生。Systems Manager 用 VPC エンドポイントを作成し、Private DNS を有効化 |
| 2026-04-06 (月) 09:02 | 開発チームが調査を開始 |
| 2026-04-06 (月) 10:40 | マイページの障害報告の公開 |
| 2026-04-06 (月) 13:41 | ログイン障害の復旧完了 |
| 2026-04-06 (月) 14:04 | 障害報告にて復旧を案内 |
| 2026-04-06 (月) 18:16 | 新規登録関連で Stripe 連携処理も失敗していたことを確認 |
| 2026-04-06 (月) 18:23 | Stripe 関連の失敗ジョブを再実行 |
| 2026-04-06 (月) 18:42 | 影響範囲の確認を完了 |
3. 対策
以下の対策を実施しました。
- 設定の復旧: 本番環境の設定を正常な状態へ戻しました。
- 失敗していた Stripe 関連ジョブの再実行: 障害期間中に失敗していた関連処理を再実行しました。
4. 再発防止策
開発・ステージング環境の分離
本番環境内に一部の開発・ステージング用途のシステムが存在しているため、順次分離を進めておりました。マイページについても、開発・ステージング環境を本番環境から完全に分離します。
AWS Systems Manager Parameter Store への実行時依存の低減
AWS Systems Manager Parameter Store は、ECS/Fargate では task definition の secrets を用いてコンテナ起動時に値を注入する構成を取ることができます。固定的な設定値については、ログイン処理や外部連携処理の都度取得するのではなく、アプリケーションサーバー起動時に読み込む構成に変更します。
検知・運用の強化
アプリケーションサーバー自体の稼働は正常であったため、既存の死活監視では異常を検知できず、API利用者様からのお問い合わせをいただくまで障害の発覚が遅れる結果となりました。外部 API 呼び出し失敗も監視対象に追加し、問題の早期検知を強化します。
(2026年4月6日 14:04)
13:50 頃に復旧いたしました。原因や今後の対策などは改めてご報告するようにいたします。取り急ぎご報告いたします。
(2026年4月6日 10:38)
現在、マイページにログインできない事象が発生しております。原因を調査しており、詳細が分かり次第、改めてご案内いたします。
ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。