2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」のWEST inx様のブース内にて展示される大阪弁のイントネーションの正確さを音声認識で判定し自動ドアを開錠するシステム「key voice~開けゴマの世界~」にAmiVoice SDKが採用されました。
イントネーションやアクセントの違いに強く、
方言に対しても高い認識精度を維持できる点が評価
国内でも有数の老舗錠前メーカーであるWEST inx様では、音の高さや大きさを可視化した音の波形が、鍵を横から見た形に似ていることに着目しました。この発想を元に、音声を鍵に見立て、大阪弁の正しいイントネーションの発話で、自動ドアが開くシステム「key voice~開けゴマの世界~」を開発されました。
今回、「AmiVoice SDK」の豊富な導入実績や、イントネーションやアクセントの違いに強く、大阪弁などの方言に対しても高い認識精度を維持できる点が評価され、本システムへの採用が決定しました。
指定された大阪弁を発話すると
AmiVoiceがイントネーションの正確さを判定
「key voice~開けゴマの世界~」は、来場者が発話した大阪弁のイントネーションを音声認識で判定し、設定された評価基準を満たした正しいイントネーションで発話すると、自動ドアが開く仕組みになっています。
最初に、「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3つの中から、チャレンジする大阪弁の難易度を選択します。どの大阪弁にチャレンジするかは、25種類のフレーズの中からランダムに決定されます。挑戦する大阪弁が決定すると、お手本となる音声が再生されます。来場者が、お手本を参考にしながら「なんでやねん」など指定された大阪弁を発話すると、AmiVoiceがその発話のイントネーションの正確さを判定します。
評価は、「完璧やん!」「ええ感じ!」「まあええんちゃう!」「あかんわ…」の4段階で行われ、判定結果は正面に設置されたディスプレイに表示されます。一定の基準をクリアすると開錠の信号が送られ、自動ドアを開けることができます。ゲーム感覚で音声認識技術に触れながら、県外や海外からの来訪者は大阪の文化を体験することができる展示です。
また「key voice~開けゴマの世界~」は、大阪・関西万博での展示期間終了後も、WEST inx様の大阪ショールームに展示されます。

社名 | 株式会社WEST inx |
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事業内容 | 建築金物の製造・販売 |
URL | https://west-lock.co.jp/ |