社会人向けのオンライン学習サービス「Schoo」を運営する株式会社Schoo様。配信コンテンツには文字起こし機能がついています(一部対象外)。字幕を付けることになった背景や効果について、プロダクト企画部 プロダクトマネージャー 佐藤 有貴子様、織田 高広様に伺いました。
課題・背景
授業動画へ字幕のニーズを満たし
学びへの障壁をなくしたい
Schooでは「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をテーマにライブ授業を毎日提供しています。「世の中から卒業をなくす」ことをミッションとし、人々の学びを妨げるあらゆる障壁を取り除くことで、すべての人が学び続けられる世界の実現を目指しています。
これまで受講者から「動画を視聴するよりも文章を読む方が記憶に残りやすい」「自分のペースでゆっくり内容を噛み砕きながら受講したい」「隙間時間に知りたいことをピンポイントで学びたい」などの声が多く、個人の多様な学びの実現に向けて「AI文字起こし機能」を追加することにしました。その文字起こしのベースにAmiVoice APIを使用しています。
導入の決め手
6社を比較して認識精度の高さ、導入難易度の低さで採用
音声認識精度、コスト、既存アーキテクチャとの親和性を選定基準の項目として6社比較検討した結果、実際に試した時の精度が高かったこと、実装しやすく導入の難易度が低かったこと、また以下のメリットがあったことがAmiVoice API 採用の決め手となりました。
・音声認識市場シェアNo.1
・多様な開発環境を想定したAPI/SDK等を提供
・価格体系が柔軟
・専門用語にも強み
導入の効果
受講者の環境等に合わせた多様な学習を実現できるように
文字起こしされたテキストは、画面上の字幕と、画面下のスクリプトとして表示されます。また、スクリプトからは該当する動画の再生位置への移動と、その再生位置のURL取得が可能です。
AmiVoice APIで以下のようなことが可能になり、受講者一人ひとりの学習環境や目的に合わせた多様な学習を実現できるようになりました。
■自分の学びを深め、仲間へ共有できる
受講後に聞き逃した箇所や理解を深めたい部分をテキストとして読んで復習したり、隙間時間にその箇所だけ視聴したりするなど、自分の理解度や学習環境に合わせて柔軟に学びを深めることができるようになりました。
さらに、スクリプトから取得したURLは学習仲間に共有し、テーマについての理解を深めあうなど、他者との学びに活用していただけるようになりました。
■聴覚障害を持つ方も学べる
字幕とスクリプトを利用して、聴覚障害を持つ方にも参加いただけるようになりました。
文字起こし機能をご利用いただいたユーザーの方からは、「今後文字起こし機能対応動画が増えることで、これまで動画視聴が困難だった方など、社内のあらゆる方々にも見ていただけるようになると嬉しい」と喜びのコメントをいただいております。
サービス概要
「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をテーマにライブ授業を毎日提供しています。大人たちがずっと学び続けるオンライン学習サービス「Schoo for personal」(個人向け)と、社員研修と自発型学習の掛け算で自律的に学ぶ組織をつくる法人向けオンライン動画学習サービス「Schoo for Business」(法人向け)を展開し、学び続ける社会をつくっています。コンセプトは「一生、学べる学校」です。
社名 | 株式会社Schoo |
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事業内容 | インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革 |
URL | https://corp.schoo.jp/company/ |